私は、物事をうじうじ考える性格だ。物事をうじうじ考える性格なのでとても優柔不断だ。自分が自分でいやになるほどの優住普段なのだ。ファミレスに友人と行っても友人みたいに私はメニューを見てさっと注文できない。もどかしいが決めきれない性格なのだ。結婚する時もそうだった。プロポーズされた時も結婚すべきかどうか結局2年間悩みやっとのことで結婚した。気の長い夫で感謝している。そんな夫を私は心から信頼している。頼りにもしている。
結婚して3年が経つが私たちはラブラブまだまだ新婚生活をエンジョイしているのだ。しかし、最近夫の帰りがやけに遅い、仕事が忙しいのはわかるがあまりにも連日で帰宅が遅くなってきている。夫に責めよっても仕事だと言われてしまえば返す言葉が出てこない。相談する相手もいない私は一人で考え込んでいた。そうまた私はうじうじと考え始めたのだ。夫の素行が知りたいがどうやって確かめれば良いかうじうじ考えていた。
インターネットで素行調査と検索してみると探偵社の広告が出てきた。探偵社によって素行調査の金額が異なるようで、またここで私の優柔不断が機能し始めた。各探偵社のホームページを閲覧すればするほどどこの探偵社に夫の素行調査を依頼していいのか頭が混乱して決めきれないでいた。次の日も素行調査を依頼する探偵社を探していたが。一向に決められない。うじうじと考えてしまう私の悪い癖だ。このまま何も手を打たないでいると夫を誰かに取られてしまうのではないかと急に不安になった。「誰でもいいから夫の素行を調べて」と叫んだが私の叫びは誰の耳にも届かなかった。
私はなぜうじうじ考えているのか客観的に考えてみた。私は探偵社に夫の素行調査を依頼するのが怖いのだ。見知らぬ他人が夫の素行を調査することに抵抗感や不安感を感じている。うじうじ考える性格が探偵社を決めかねている要因の一つだが、本当は夫の素行を知るのが怖いのだ。頭では夫のことを信じているが、最近の夫の言動には不信感を抱いている。不信感を抱いたまま生活するのは辛い。明日は、必ず夫の素行調査を依頼する探偵社を見つけようと思い、床に就いたがなかなか寝つかなかった。素行調査の夢でもみないかとおもいながら瞼を閉じた。
