クーリングオフについて探偵は考えている。
「夫が浮気していると思います。」と深刻な顔をして相談にこられた。探偵はいつも通りカウンセリングを行い、若干後ろ向きなご依頼者の感情を前向きな感情に変えようと努めた。
浮気調査の必要性、浮気の証拠の使用方法など、離婚にしても、修復にしても、対応出来るよう調査していきましょう。と納得頂いた上で委託契約を結んだ。
しかし、ご依頼者は調査は中止にして下さい。クーリングオフして下さいと連絡か入った。だが相談室または、事務所での契約はクーリングオフの対象外だと認識している。
しかし、ご依頼者の気持ちもよく分かる、反面よその探偵社に変えるのではないとも疑った。
まだ調査には着手していない案件だが事前調査は行っている。調査予定日は決めていた。調査士も準備している。
私はご依頼者の気持ちもわかるがクーリングオフには対応出来ない事を丁寧に説明し、浮気調査の重要性を今一度確認しあった。ご依頼者は不安を抱えていたようだ。その不安が浮気調査を断念する気持ちになり、クーリングオフを言い出したのかもしれない。配偶者の浮気で一人で悩まれるご依頼者は多い。我々探偵は浮気で悩むご依頼者の味方だ。この案件でのカウンセリングは不十分だったと反省している。もっと寄り添ったカウンセリングが出来るようがんはらなければならないと再認識させられた。日頃のなれがこのようなトラブルを起こすのだろう。ご依頼者に合わせて調査方法、調査金額を算出しなければと思った。とりあえず今回はご依頼者に調査の重要性を理解して頂きクーリングオフに、ならずにすんだのでひとまず安心だ。
