浮気調査のご相談を受けていると毎回思うんです。ご依頼者に対し的確なアドバイスなんてないんじゃないかって。ご依頼者は悩みに悩んで探偵社にご相談に来られます。感情的になっているご依頼者に何が言えるのでしょうか。的確なアドバイスなんて出来ない。ただひたすら冷静になってもらうようにご依頼者の気持ちを傾聴するしかないのです。
感情的になっているご依頼者になにを言っても心には響かないと思う事がしばしばあります。離婚したいと言ってみたり、浮気相手の事が知りたいと言ってみたり、今は離婚出来ないと言ったりとご依頼者は混乱しています。この混乱しているご依頼者をいかに冷静な心境にさせるかがカウンセリング力だと思います。
目の前の問題を一つづつ解決していく他手だてがないのだと思います。
先ずは配偶者が実際浮気しているのか確認する事が先決だと思います。
今まで配偶者を疑ってきたがそれが本当がどうかは浮気調査をやってみないと判断できないのです。
浮気調査をして配偶者が浮気しているか否かを判断するといった明確な目標をご依頼者に持ってもらうことでご依頼者の気持ちは落ち着き、前向きになってきます。
浮気調査が出た結果から更に動揺されるご依頼者もいらっしゃいます。これは当たり前の事だと思います。疑いが確信に変わるわけですから、動揺してしまう。ここでのカウンセリングが肝になります。選択肢は3つあります。離婚するか、修復するか、別居するかです。
一番良いと思われるのは別居なんですが、経済的に諦めるケースが多いようです。実家に帰るケースもありだと思います。一旦離れてお互いを見つめ直すには別居が一番だと探偵は思います。しかし誰しもが別居できる訳ではない。
次に離婚が浮気の問題の解決法だと考えるご依頼者もいらっしゃいます。浮気を許せない、不埒な旦那なんかと寝食を共に出来ないと精神的、体質的に旦那を受け入れられないのは当たり前なことだと思います。しかし、安易に離婚してしまえば、生活水準が下がってしまいます。子供にも悪影響となりかねます。浮気調査の結果、一番多いのは実は修復なんです。浮気調査結果後の70%とご依頼者は修復を試みます。やはり生活水準が下がってしまうことを懸念してしまうのでしょう。また、配偶者を愛しているから、一回の浮気なら許してあげたいと思うのでしょう。その思いは浮気相手へ慰謝料請求する事が後押ししているのだと思います。しっかり浮気相手に社会的制裁を加えることができれば配偶者との修復が円滑に進むケースは少なくないようです。
何はともあれ浮気を疑ったらその真実を見きわめる事から始めることが大事な事だと探偵は思います。
