今朝は寒かった。窓を開けて深く鼻から深呼吸をすると鼻がつんとした。最近は日中は暖かく朝晩は冷え込み寒暖差が激しく風邪をひきやすいので健康管理が必要だ。夫の健康管理も妻の務めだ。栄養管理に気をつけて夕飯を支度しているが、夫が家で食事をする機会がほとんどない。いかんせん帰りが遅い。本当に毎晩帰宅が遅いのだ。これじゃ健康管理も出来たものではない。
なぜこうも帰宅が遅いのか、夕飯はどこで食べているのか、疑いたくはない、一体何処で夕飯を食べているのか。そして何をしているのか、夫を私は疑っている。疑い始めたら真相が分かるまで疑いは消えない。厄介な問題だ。
私の親戚に探偵がいる。夫の素行調査をお願いしようと思えば出来ないことはない。ただ真実を知るのが怖いのだ。
私はこのまま暫く夫の行動を静観しようと思っている。慌てて探偵に浮気調査を頼むのはあまりにも早計すぎる。正妻としてドンと構えていよう。
いざとなれば親戚の探偵に浮気調査を依頼すればいい話だ。
私は夫を疑っている。浮気している可能性も十分考えられるが私は今は動かない。私の力で夫を私の魅力で家に帰って来るようにして見せるわ。わたしは夫の正妻としての魅力を見せつけてやる。
わたしはデパートに行き、セクシーな下着と黒のキャミソールを買った。さすがにガーターベルトまでは買う勇気はなかったが、私は自身の美貌に自信がある。ちょっと色気出せば夫は私の元に帰ってくるはずだ。早速今夜セクシーな下着で夫を誘惑してみようと思う。
