今年の冬は暖冬だと言いますが、風は冷たいです。最近探偵は女性ばかり尾行しています。女性の勤務先の張り込み、尾行は男性に比べてやりづらいというかかなり気を使って調査をやっています。
女性は男性に比べてはるかに視野が広いと感じています。
一番困るのは勤務先から多数の人間が出入りする状況での面取りはかなり厳しいです。特にこの季節女性は大きめのマフラーを巻きます。顔の半分がかくれてしまい、目だけで判断するしかないです。じっと見ていたら対象者と目が合ってしまい尾行が困難になり、調査を一時中断するヤバいケースに陥る可能性もあります。マフラーは探偵にとってなんてきです。
さらに通常ならば面取りは顔たげてはなく、バックや靴等も確認していきます。しかし、おしゃれな対象者は、バックもその日のコーディネートに合わせてバックを変えて来るわけです。本当に女性の対象者は男性の対象者に比べて調査がやりにくいし、下手すれば発覚させてしまいます。
男性が対象者ならば会社に持っていくバックは大体ひとつです。対象者と似たような人がたまに現れます。そんな時はバックや靴で判断しますが、女性はそうはいかないのです。
調査力とは尾行の上手さもさることながら、面取り能力も同じように重要な調査力だと言えます。
一度、似たような人物が勤務先やマンションから出てくると一気に不安になります。
不安抱えたまま張り込みを行うのは心身共に疲弊してしまいます。自分の経験と直感を信じて面取りを行うしかないのです。
