今夜も眠れない。何度も寝返りをうつが一向に眠気がこない。隣では夫がイビキをかいて寝ている。それがはらただしい。なぜ私が不眠症になっているのか夫には、わからないのだろう。
私は一週間前に夫のラインを見てしまったのだ。それも偶然にだ。夫の携帯なんか見るつもりはさらさらなかった。夫がお風呂に入っていたとき偶然に目にとまったのだ。ライン鳴ったので開いてみると、明らかに浮気している内容のラインだったのです。それが気になって眠れない日々が続いている。隣では夫は、高いびき。あんたのおかげで眠れないというのに、と私は夫の鼻を摘まんだ。
私はどうしてもあのラインの内容が気になって仕方がない。夫は帰宅が遅いことはあるが、ほぼ9時頃に帰宅している。
夫はいつ浮気しているのかわからなかった。休日も大概家にいる。いつ浮気をしているか見当がつかない。一人で悶々と悩んでいた。
私は一人で悩んでも拉致があかないと思い、福岡市博多区にある探偵社に夫の浮気調査を依頼することにした。確かに探偵に浮気調査を依頼することに抵抗はあったが、これ以上一人で悩んでいたら苦しくなり、浮気調査専門の探偵社に思いきって浮気調査を依頼したのだ。
相談員に夫の最近の行動を伝えた。夫は、帰宅はそんなに遅くないし、休日も家にいることが多いと。相談員はご主人は営業職ですか?と訪ねたので、はい。と答えました。
すると相談員が営業職だと勤務中に浮気する方もいらっしゃいます。勤務中の調査をやってみませんか?と提案された。確かに相談員のいうことも一利ある。帰宅は遅くないし、休日は家にいる。だとしたら勤務中に浮気しているのかと思い始めた。私は相談員にカウンセリングを受けながら、夫の勤務中の調査を依頼する事にした。営業職だから時間は、どうにでもなる。勤務中に浮気している可能性は高い。私は悶々としながら、浮気調査の結果を待った。
アールグレイをいれキチンで飲んでいると私の携帯がなった。探偵の相談員からだった。「浮気調査の結果出ましたので相談室に来ていだけますか?」と尋ねられたので今日の夕方伺います。と伝え電話を切った。電話切って私は急にドキドキしてきた。夫の浮気が明らかになると思うと平常心を失った。しかし、賽は投げられた。覚悟を決めて相談室へ向かった。
相談室に入り、お茶を出され一口飲んだが味などしなかった。
いよいよ夫の浮気調査の結果の説明が始まった。
相談員は「結論からいうとご主人は浮気していました。お相手は会社の同僚、もしくは、部下の女性です。営業を二人で行い、時間が空いた時にラブホテルに入って二時間程で出てくる映像が撮れています。」
相談員はまえがかりになり、ここからが戦いです。会社内で浮気している。しかも勤務中に不貞行為をしている。これが会社にばれれば会社はなにかしらの罰則を与えなければならないだろう。最悪解雇処分もありえます。
「ご依頼者様は、離婚を考えてますか?夫婦の修復を考えてますか?」そう尋ねられるとどうしていいか頭が真っ白になった。しかし、怒りは不思議となかった。
さぁ、一体私はどうすれば良いのかさらに悩み始めた。夫に浮気調査を依頼して浮気している証拠があると言って夫を責めても、勤務先で浮気相手と仕事するのであれば浮気相手と完全に縁が切れる事はない。かと言って浮気相手に慰謝料請求して、会社をやめてもらうように交渉することが果たして可能なのかわからない。
私は相変わらず眠れない日々が続いている。そろそろ区切りをつけなければと思った。
私は夫の会社の社長に夫の勤務態度について暴露することにした。それは離婚を覚悟したことを意味する。私は夫と浮気相手を苦しめ、双方から慰謝料請求をして、財産分与をして離婚して、私は一人になる決意をした。同じ職場で仕事中に浮気をする夫とは修復出来ない。しかも、同じ職場で、同行して仕事している以上、私の不安が払拭される事はないだろう。私は潔く社会的請求を与えて離婚することにした。
夫よ。仕事中にセックスするな❗
