鮮やかな夕日の空を眺めていると、私は虚しい感情が押し寄せてきた。この夕方の時間帯は私は嫌いだ。先の見えない道をひたすら歩いているような気分になる。私はただ寂しいのだと思う。寂しさが、私を苦しめている。
夫とは、いつの間にか不仲になってしまった。今では、口も聞かなければ、目も合わせない。そんな夫婦生活が、続いている。
私は思った、夫と出会わなければ、こんなに愛する事は、無かったのにと。
冷たくされても私は夫を愛している。その気持ちは、夫と出会った頃のままだ。でも、夫の方はどうやら違うみたいだ。もう私を愛していないように感じる。夫は、私ではない誰かを愛しているように思えて仕方ない。
それを確かめる方法は、探偵に浮気調査を依頼するしかないと考えてはいるが、真相を知るのが正直私は怖かった。冷たくされても夫は、毎晩私の所へ帰ってきてくれている。夫を、疑うようなことはしたくなかった。もし、浮気調査を探偵に依頼した事が、夫にバレたら、きっと夫は、私の事を本気で嫌いになるかも知るない。そう思うと、探偵に浮気調査を依頼することを躊躇してしまう。
しかし、不仲になったままの夫婦生活は、息苦しい。何とかしないとと思うが、私は八方塞がり状態だ。私はもう少し、辛抱してみようと思った。後3ヶ月待って見よう。探偵に浮気調査を依頼するのは、その後でもいいと思った。その間、私は、女子力をあげる努力をしようと決めた。部屋着も少し派手な物に変え、下着ももっとセクシーな下着に買い替えたいと思い、早速、私は三越のランジェリーショップへと向かったのだ。
