夫の冬物のスーツをクリーニング屋に出しに行った際、夫のスーツの胸ポケットから沢山のキャバクラの名刺が出てきた。私は慌て名刺を隠したがクリーニング屋の人はバッチリ、キャバクラの名刺を見られていた。私はバツが悪かった。顔が赤くなるのが自分でもわかるくらい恥ずかしかった。
夫が帰宅してきた。私は、夫がリビングの扉を開けた瞬間、キャバクラの名刺を夫に投げつけた。夫はわっと驚いて名刺を拾い集めながら、「何だよ、帰ってきて早々、キャバクラ行って何が悪い?俺が稼いだ金でどこで何しようが俺の勝手だろ。」と開き直るは逆ギレはするわで、私は呆気に取られた。確かに自分が稼いだ金だからどう使うかは自由だ。しかし、私たちは夫婦だ。夫婦のお金だ。
あなたが働き、私が家事全般を担当する。
そして、老後の為に貯金するのも妻の役割だと私は思っている。それをキャバクラ嬢に熱を上げてキャバクラ通いなんかしてお金の無駄じゃない。どうせ鼻の下伸ばしてデレデレしてんでしょ。と思いながら夫を睨みつけた。
夫はキャバクラの名刺をゴミ箱に捨て、さっさと寝室に逃げ込んだ。まさか、夫はキャバ嬢と浮気しているかもと疑い始めたが、キャバクラに行ってるくらいならまだ個人的に仲良くはなっていないと思う。特定のキャバ嬢と親密になればキャバクラになんかいかなくてすむ問題だ。
しかし、夫のキャバクラが通いはやめさせないといけない。家計が苦しいのにそんな無駄金を使わせるには行かない。もしこのままキャバクラ通いが続き、特定のキャバ嬢と肉体関係になったら大変だ。それこそ探偵に浮気調査を依頼しなければならない羽目になる。
私は夫が寝ている隙に夫の財布からクレジットカードを抜き出し、ハサミで切った。
これで夫はキャバクラ通いはできなくなる。二週間後位にまた夫の財布をチェックしなきゃ、クレジットカードを再発行されてたらこまるし。夫の財布は私が管理する。それも妻の役割だ。
