学校や家庭に居場所を失い現実から逃れるように家を出るかケースがあります。家を出るには何かしら意味がある。学校でいじめにあい誰も救いの手を差しのべてはくれない。会社では業績が悪くて上司に責められ会社での居場所がなく家庭に帰っても会社のトラブルを話すことができず家を出てしまう。
家を出るということは個人個人心に深い闇をかかえている。行方不明調査中に対象者が自殺することが多々あります。これは大袈裟に言っているわけではありません。行方不明調査中に警察から依頼者の方に自殺したと訃報を受けたことが多数ありました。「なぜもっと早く発見してくれなかったんですか?」と依頼者から責められことは本当に辛いことです。言い訳になりますが、知人や友人との交流が希薄は対象者を発見するのは大変難しいことなんです。
以前にも書きましたが行方不明調査で何年も前に家を出た対象者の捜索は情報社外ですので捜索しやすいのですが知人や友人との交流が希薄な対象者が家出をした場合捜索は難航します。短期間での捜索には限界があります。一番は悩んでいる人は誰かに悩みを打ち明けられればいいと思いますが、そんな相手が居ないからひとり悩み苦しむのだと思います。
浮気調査と違って家出捜索、行方不明調査は人の生き死に大きく関わります。未成年の家出捜索は犯罪に巻き込まれることも念頭に捜索しなければなりません。浮気調査も人生の帰路に携わる調査ですので半端な気持ちでは調査は出来ません。行方不明調査、家出捜索は何度も申しますが生き死に関わるものです。身を引き締めて調査しなくてはならないとつくづく感じています。
