朝一番フリーダイヤルが鳴った。電話の相手は若い女性だった。相談内容は夕方アスカのコンサートに夫が行くことがラインを見てわかったそうだ。要は夫が誰とアスカのコンサートに行くのか調べて欲しいとの事だった。早急にご主人の顔写真を送ってもらうようお願いした。勤務先を教えて頂き勤務先から調査しないとコンサート会場であるサンパレスでキャッチするのは不可能にちかい。だからと言って調査はできないとはプロとして言えない。ここは探偵をのプロ根性をみせるときだと調査員達を鼓舞した。調査方法は対象者の勤務先からとサンパレス待ちとふたてにわかれて調査することにした。
勤務先から対象者を待ったがコンサートが始まる時間を考えると中央区からなら最低でも17時過ぎには勤務先から出てこなければ間に合わない。今は17時を少し回ったところだ。勤務先からでは対象者をキャッチできそうないと不安になっていた矢先、サンパレスで張り込みしていた調査員から吉報が入った。依頼者からラインで送られきた写真、鞄の色、身長、容姿がぴったりの対象者をキャッチしたとの連絡が入った。まだ明るかったので女性の写真もとる事ができた。しかし座席番号もわからない状態でコンサートが終わった後キャッチできるかが、勝負だった。対象者のバッグと女性のバックを目印にコンサートが終わるのをまった。当日チケットは完売で二千人が一気に出口から人並みが押し寄せるように出てきた。調査員達は薄暗い中対象者達を探し続けた。すると特徴のある女性が持っている白い鞄を持った女性を調査員がキャッチした。これでひと安心できたて後は女性の居住先を割出次の調査に繋げる事ができた。難しい調査程燃える調査だった。長く調査をやっているといろんな調査依頼がきます。どんなに難しい調査でも調査依頼をうけてプロ根性で依頼者の求める調査結果を出すこと、瞬発力、観察力が探偵には問われること今回の調査で再確認することができた。ある意味奇跡のキャッチだとも言えるが正確な情報があったからこそ成功した調査ともいえる。
私もアスカのコンサート見たかったんです。見れなくて残業でした。仕事がうまくいったから後は浮気調査を提案して今後依頼者が生活しやすくなるよう寄り添った支援を行っていこうと思います。
