夫は私と別れたいと思っている。
口には出さないが夫の言動でわかる。帰りは遅い、休日はどこかへ行っている。二人の時間を作らないようにしている。夫の真相が知りたいと私は珈琲を入れながら考えた。夫の素行調査を福岡の探偵社に調査依頼をしようと考えたが私の勘違いだとバカらしいと思い依頼することをやめた。相変わらず夫は私を避けている。こんな状態で一つ屋根のしたで一緒に暮らしていけないと思い夫とちゃんと話し合うことにした。
夫が休日の日、私は夫をリビングに呼び出した。夫はだるそうに私の顔を一度も見ずにリビングのソファーに座った。私は思いのたけを夫にぶつけた。夫は浮気なんかしていない。だから福岡の探偵社に浮気調査を依頼しても無駄だからやめとけと見透かされているかのように言われ私は黙って頷いた。
じゃあなぜ帰宅が遅いわけ、休日はどこに行ってるの?と疑問を感じることを夫に問い詰めた。すると夫はぼさっと「俺うつ病なんだ。」と言った。
「お前が悪いとかはないただひとりになりたいだけなんだ。」それを聞いて私は恥ずかしくなった。私は夫のどこを見て生活してきたのだろう。夫が精神的に辛い時私は何も気づいてあげれなかった。帰りが遅い、休日出かけると理由で安易に夫は浮気をしているのではないかと福岡の探偵社に浮気調査の依頼をするところだった。罪滅ぼしではないか夫の病気が少しでも楽に生活できるように支えていこうと思う。
