最近、妻の行動が怪しいのです。妻は専業主婦なので買い物などで外出するがほとんど家にいて家事を行っている。掃除も選択も完璧にこなす妻。安心して家のことを任せられる。妻はあまりテレビは見ないタイプでラジオをよく聞いている。家事をしながらラジオを聞くのが日課になっているようだ。
ある日私は会社の親睦会に出席したあと夕方前に帰宅した。「ただいま」と声をかけ家にあがると妻の姿が見当たらない。買い物でも行っているのだろうと私はソファーに横になりテレビを見ていた。
午後6時を回った頃妻が買い物袋を持って帰宅した。「ずいぶん長い買い物だったんだね」とテレビを見ながら尋ねると「買い物中知り合いにあって話し込んじゃった。直ぐに夕飯作るわね」と言って妻は夕飯を作り始めた。
私は何気に玄関に行き妻の靴を見た。妻の靴は買い物にいくような靴ではなかった。そこにヒールの高い靴があった。私は妻は浮気しているのではないかと焦った。買い物行くのにあんなハイヒールをはくわけがない。妻の帰宅した際の服装もよそ行きの服だった。疑わしい行動だ。
私はあのハイヒールが気になって仕方ない。疑わしい気持ちがおさらまない。私は博多区にある探偵社に妻の素行調査を依頼した。とりあえず三日間の調査を依頼した。
調査結果は直ぐに判明した。調査結果は目を疑うものだった。それを見てすごく嫌な思いになった。妻はデリヘルで働いているとの報告だったのだ。私はいく場を失った。私はこの事実を妻と話し合いをすべきだと思った。話し合いをしないと前にも後ろに進めない。
私は「何でデリヘルなんかで働いてるんだ」と叫ぶように問うと「私そんなところでなんか働いてるないわよ」と妻はとぼけた。私は報告書を投げつけ「ちゃんとよく見てみなよ。不特定多数の男とラブホテルからところが写ってるだろ。」妻は固唾を飲んだ。それから妻は黙って立つすくんだ。家の中は淀んだ空気が流れた。
私は妻がなぜデリヘル嬢になったのかなんてどうでもよかった。どんな理由でも私は妻を許せるわけがない。
今まで愛しいと思っていた妻が今ではけがわらしく思うようになった。私はもう妻を抱けないだろう。夫婦間は破綻した。妻に慰謝料請求することも考えたがもう妻の顔も見たくなかった。
私は妻に三日以内にこの家から出ていってくれ、それまでに離婚届けを用意しておくから名前を記入しておいてくれと伝え私は家を出た。
とりあえず駅の近くのビジネスホテルに泊まることにした。コンビニでジンを購入しホテルて一人飲んだ。軽く一本飲み干したが全く酔わなかった。あまりにも衝撃的な出来事だ。普通ではいられない。翌日私は心療内科にいき事情を話した。不安を軽減する薬と睡眠導入剤を処方してもらった。
私のこの傷ついた心を癒してくれるものはいないのか?私の行くては真っ黒だ。闇夜を照らすものだとなにもなかった。
