夫は毎晩毎晩酔って帰ってくる。どこで誰と毎晩呑んでいるのか夫の実態を知りたいと思い私は博多区にある探偵社に夫の素行調査を依頼した。
探偵に依頼する事に少し抵抗があったが一人で悩むくらいならと思いきって調査をしてもらうことにしたのだ。調査依頼をするのに勇気がいったが、猜疑心に囚われるのはもうごめんだ。
調査結果は直ぐに判明した。探偵は「ご主人は中洲のクラブに入り浸りでした。今のところ特定の女性と親密な関係にはなっていない様子でした」と報告してくれた。
浮気しているとばかり思っていたので、調査結果を聞いて少し安堵した。しかし夫は湯水のようにお金を使っている。私はその晩夫にどうして散財しているの私達のお金じゃない!老後の為の貯蓄じゃないの。と攻め立てた。すると夫は「俺が稼いだ金だ。つべこべいうなと」と男して最低な言葉を吐いた。私は飲んでいたコーヒーを夫の顔にぶちまけた。
夫婦というものを夫はわかってない。主婦業を馬鹿にしている。主婦は365日働いているというのに、夫は私に対して敬意すら抱いていない。こんな夫とこの先ずっと生活することを考えたらぞっとした。
こうなったら私は、完全に夫を拒否し始めた。私は離婚届けを区役所に取りに行き私の名前書いて夫に叩きつけた。夫はちょっと待てよ。話し合おうと言ってきたが私は聞く耳をもたなかった。
もう一緒の空気さえすうのが嫌なり、私は友人宅にとめてもらうことにした。新しく住む場所も探さなければならない。やることは山積みだ。
この年で自立することは大変だと思うが夫とこれから一緒に暮らすことを考えれば自立したほうがましだ。夫よさようなら私はあなたと離婚します。
