近頃の夫は、何かよそよそしい。というか、ほとんど家に居ない状態だ。朝から深夜まで働いて、休日まで働いている。最初は、夫は、忙しいんだと気遣っていたが、最近私は、完全に夫を疑い始めた。いくら仕事が忙しいからといって、終日働いて、休日も仕事なんか、有り得ない。これじゃ、ただのブラック企業だ。夫の勤務先は、一応大手企業だ。働き方改革がなんかとうに、実施されているはず。そう思うと、夫の言動は、怪しさが増す。夫が本当に働いているのなら、過労死レベルだ。私は夫の言動を把握すべきだと考え始めた。
夫が一体何をしているのか、私は真剣に考え始めた。いくら考えても、真祖は分からないままだ。私は、探偵社に夫の浮気調査を依頼するべきか悩んだ。しかし、私は自分の直感を信じて、探偵に夫の浮気調査を依頼する事を決意した。1人でこれ以上を悩んでも拉致があかない。私はそんな思いで、浮気調査を依頼したのだ。
浮気調査を依頼してから5日後、探偵から連絡が入った。浮気調査の報告だ。
ご主人、仕事関係の女性と浮気してます。浮気相手の女性宅に入り浸りです。映像はきっちり押さえました。後は、示談交渉するか、弁護士に任せるか、弁護士なら、浮気問題に強い弁護士を、紹介しますよと、探偵は親身になって言ってくれた。私は、このまま弁護士に任せるつもりでいたが、浮気相手の女性と1度会って話がしたいと思い、示談書を作成し、浮気の証拠を持って、夫の浮気相手の女性宅へ向かった。
インターフォンを鳴らすと、不機嫌そうに、女が、出た。私は自分の名前を名乗ると、しばらく時間が、たってから、自動ドアの鍵が空いた。私は浮気相手の女性宅に入らず、玄関で話をした。どうも浮気相手の女性宅には、入りたく無かったのだ。玄関先で、私はあなたの浮気相手の妻ですが、私が今日ここに何しに来たか、お分かりですよね。と彼女の顔を見ながら言った。彼女は、小顔で、スッピンでも十分美しかった。それがまた私の機嫌を損ねるのだった。
私は早く話を終わりにしたかったので、慰謝料請求として300万と2度と、夫に近づかない事を要求した。彼女は、言い訳することなく、示談書にサインした。
私は、彼女の家を後にして、自宅へ帰りながら、夫との関係について考えていた。浮気した夫と私はこの先、上手くやって行けるのか。私は自信が無かった。慰謝料が、入ってくる事だし、私は、しばらく夫と、別居しようと思っている。
別居中に、また夫が、あの女性とまた浮気したらどうしようかと思ったが、私はどうしても、あの女と浮気した夫を今すぐには許すことが出来なかった。私は夫には内緒で、駅近のマンションを借りることにした。離婚も視野に入れての行動だ。別居中に、夫がどんな態度を、とるかで私はこの先の事を考えてみようと思った。なんでも仕事を言い訳に女遊びした夫を果たして私は許せるだろうか。あの小顔なあの浮気女の、顔が今も目に浮かぶ。なんて憎たらしい女だ。それと浮気した夫は、本当にクソ野郎だ。
